◎小説◎
-SF浦島太郎-
第9話
イチロー「私はお前の父親だ。 プリンセス=オトはお前の母親なのだ!!」
タロウ「ゲーーーーーーッ!!」
イチロー「お前が鬼の姿に変身できるのにも理由があるのだ。」
タロウ「なんだそれは??」
イチロー「ウラシマ家代々に伝わる私の『浦島の血』、そしてリューグー星の王族に代々伝わるプリンセス=オトの『竜宮の血』。
この2つの血が合わさる事によって、究極の鬼戦士が誕生するのだ!!!」
タロウ「…その究極の鬼戦士が俺というわけか。」
イチロー「その通りだ。」
タロウ「じゃ、プリンセス=オト… いや、お袋の計画とは一体なんだったんだ?」
イチロー「それは息子であるお前に備わった究極の力を利用して、全銀河を征服する計画だったのだ!!」
タロウ「なんて大それた計画を…」
イチロー「私はオトとは、まだお前が生まれて間もないころに離婚した。同時にお前を宇宙へ捨てることにした。
究極の鬼戦士の力は危険すぎるからな。 しかし、オトはお前が生きているという情報を入手し、
タートル号を宇宙人に攻撃させるという自作自演を行って、まんまとお前をリューグー星に連れてきたというわけだ。」
タロウ「なんだって!!!」
イチロー「しかし、私はオトの計画に気づいていた。 そこで、私はオトの計画からお前を救ってやったというわけなのだ。」
タロウ「ということは、お前はまだ赤ん坊だった頃の俺を宇宙に捨てて、殺そうとしたわけだな!! 許さん!!」
イチロー「!!? 待て、早まるな! オトからお前を救ったのは私だぞ!! それに私はお前の父親…」
タロウ「うるせぇ くらえ!! 鬼神爆裂拳!!!」
イチロー「うぎゃぴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
〜続く〜
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