WANPA's STORE MOBILE - 小説

◎小説◎
-SF浦島太郎-

第13話

謎の人物「私は君に会いたかったのだよ。」

タロウ「誰だ　お前は？」

謎の人物「私の名前はタイ=ヒラーメ。　この星の大臣だ。」

タロウ「リューグー星の大臣がこの俺になんの用だ？

大臣が捕まった俺に合いに来るのはまずいんじゃないか？」

ヒラーメ「実は伝えたいことがあってな」

タロウ「なんだ？」

ヒラーメ「姫様のことだ」

タロウ「プリンセス=オト…

いや、お袋のことか？」

ヒラーメ「イチローの話を聞いたであろう。

姫様が君を利用して全銀河を征服しようとしていることを」

タロウ「ああ…　ヤツは信用できないが、

お袋が俺を利用しようとしていたと言うことは本当だと思う。

なぜなら、『わらわの計画』と本人が言っていたからな。」

ヒラーメ「実は、姫様はイチローにあやつられておったのじゃ!!」

タロウ「なにィ!!」

ヒラーメ「イチローが姫様を洗脳したため、姫様は君を全銀河征服のために利用しようとしていたのじゃ!!」

タロウ「そうだったのか!!」

ヒラーメ「私はみたのじゃ。イチローが姫様に怪しげな術をかけているところを。

イチローが姫様を殺し、その罪を君に擦り付けたのも全ては計画のうち、

だったというわけじゃ。」

タロウ「クッ…　ヤツは洗脳術まで使えるのか…」

ヒラーメ「大臣の私からもお願いじゃ!　姫様の仇を討ってくれ!」

タロウ「俺も、ヤツを父とは思っていない。敵だと思っている。

イチローを倒したい気持ちはあるが…、今は牢屋に囚われている身。

イチローに会いに行くことすら出来ない…」

ヒラーメ「そこでじゃ、私が何とかして牢屋から逃がしてやろう。」

タロウ「なんだって!?」

～続く～

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